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OKUの細道

私の周りの様々な人々や日々の出来事を少しひねって紹介

ピカデリーの猫   第1話(全3話)

今日は掃除の日。私の掃除は時間がかかるのが難点。別に動作が鈍いのではなく、懐かしい品物が出てきて感慨に耽ってしまったり、探してた文庫本なんか見つけてしまったらそこで作業STOP!ちょっとだけね、と読み始めたら最後。気が付けば夕方・・・今日はどれだけ進むかな・・・
もういらないVHSテープの分別も終わり、次は戸棚の整理とアルバムを引っ張り出した時、その封筒は落ちてきた。ん?なんだったっけ・・開けると中には写真が一枚。ロンドンのとあるパブで撮ったもの。数人のイギリス人と真ん中に二人の東洋人。そう、私とミャオだ。

もう10年以上経つか・・・ソファーに腰を下ろしてしばらく写真をながめた。コーヒーでも淹れるか。どうせ暫く掃除の再開は見込めないのだから。

*かなり前の話なので、自分=僕で表現してあります。(若かったなぁ)
*基本的に二人の会話は英語です。頭の中で英文になんとなく翻訳して読んでください。

初めてロンドンに訪れた時、夜のOFF TIMEに一人で町の中心に向かった。かねてからやってみたい馬鹿げた事があったからだ。

「Are You OK?」
ミャオが最初に僕にかけた言葉。そりゃそーだろ。僕は夜の11:00にピカデリーサーカスのエロス像の真下の石段に、両手を広げてうつ伏せに寝ころんでいたのだから・・・
僕は首だけ彼女にむけて、
「問題ないよ、そのーちょっと・・」
「日本人?ホントに大丈夫?何してるの?」
「んーと・・ロンドンを抱きしめてみたかっただけ。COOLだろ?」
「なにそれ?」
そこで彼女は周りの人が全員振り返る勢いで大笑いした。僕もつられてニガ笑い。

「いつもそんな馬鹿げた事してるの?」
「そーかも・・・昔読んだ小説に似たシーンがあったんで真似したくて・・」
「仕事で日本人の同僚もいるけど・・貴方はかなり変わってるみたいね」
「知ってるよ、僕の友人も同じ事を言うからね」
「ねえ、満月の夜に裸で外に飛び出して吠えたりもする?」
「いいねそれ。今度君の家の庭で試すよ」

また彼女は大笑いして僕の横に腰かてきたのでようやく身を起して彼女に聞いた。
「日本人では無いよね?中国人?」
「No!台湾よ。祖先からずっと台湾人。祖父は日本人として徴兵されて太平洋戦争に行ったわ」

彼女はそこから2~3分中国と台湾の歴史をしゃべってたけどほとんど分からなかった。

「ところで君の英語はきれいだね。イギリスには長く居るの?」
「まだ一年よ。貴方の英語もデタラメでキュートよ」
「それは褒めてくれてるんだよね?」
「No!」
「No?」と聞き直すと、彼女はクスッと笑って立ち上がり、
「I Mean Yes!」と言ってウインクした。
「ねえ、時間ある?お腹減ってない?私、友人にすっぽかされたの」
「いいけど・・・13ポンド位しか持ってないよ」
「貴方、やっぱり日本人ね。三ツ星レストランにでも行くつもり?マクドナルドに行くのよ」

白人から見たら日本人も台湾人も変わんないよ・・・とつぶやくと
「何言ったの?日本語が分からないと思って私の悪口?」
いやっ、えーと・・・単語を頭の中で必至で探してると、先に歩き始めた彼女が
「×××× ××× ××××× ××!」と口早に北京語で手招きした。

自分だって母国語しゃべってんじゃん・・・・

「ねえ!なんで俺を誘ったの?」と僕も負けずに日本語で叫んだ。
London010[1]


ピカデリーから300mほどリージェントストリートを進んだ所にあるマクドナルドの小さなテーブルで、日本の物より1.5倍はデカイBig.Macとチーズバーガー、薬臭いCokeとしなびたポテトを挟んで彼女と向かい合った途端、僕は凄く舞い上がってしまった。
何故って、明るい場所で正面から見た彼女がとっても美人だったから・・・
少し釣った大きな瞳がくりくり賢そうに動き、僕はその薄く形のいい唇に眼が釘付けになってしまった。
「仕事で来たの?観光?仕事は何?何歳?」と矢継ぎ早の質問に、僕は確かめる様にゆっくり答えていった。そうしないと鼓動の早さを彼女に悟られる気がして・・・・

日本でJaguarとLand Roverのセールスパーソンである事、今回は工場視察と新型車のテストラン、販売会議で来た事など答えていくと、彼女は質問に飽きたのか、聞いてもいないのに自分の事を話始めた。

今はHOTEL リッツで予約担当として働いてるわ。知ってる?リッツよ!でね、東京のWESTIN-HOTELにも二週間ほど研修で行った事あるの!えびすって町の。
えっ?知ってる日本語?んーと・・・「あい~ん!」

それって志村けん? 今度は僕が店中に響きわたる位の大笑い・・・
そのあと僕たちは、気付けば1時間近くも話に夢中になっていた。最近見た映画、好きな音楽、お互いの国自慢。多分僕の語学レベルでは半分も伝わったか怪しかったけど、その時の二人には大した問題ではなかったと思う。

彼女が初恋の話(この話はよく解らなかったなぁ)を夢中で話してるのを、解ったふりで適当に合い鎚を打ちながら僕は違う事を考えていた。
彼女の髪に触ってみたい・・・
何故か無性にそのみどりがかった様に見える長い髪に触りたいと思った。

そうする事がそうしない事より自然に思い、手が伸びて僕の手櫛が彼女の髪を梳いた。

何度も、何度も・・・

彼女は話を止め、それが普通であるかの様に眼を閉じて僕を受け入れた。

何もかも自然だった。

春に若芽が止まる事なく伸びる様に。

日の光陰が時間とともに移り変わる様に。

僕の指先が彼女の頬に触れた時、不意に彼女が眼を開けて僕を見つめる。

我に返った僕は慌てて髪から手を離して自分のした事の大胆さに赤面してしまった。

僕とは反対に何事も無かった様に彼女は「しばらくロンドンにいるのよね?明日は仕事?」

僕は動揺を隠す様に視線を隣のテーブルの老夫婦に移し
「えーと、Solihullに行くよ。Birminghamの隣町。日帰りだけど・・」
「じゃ明日も逢わない?同じ時間に、同じ場所で」
「え~また寝ながら君を待たなきゃいけないの?」
「馬鹿ね。立って待てていいわよ。それとね、普通こんな美人に誘われたら真っ先に名前ぐらい聞くものよ!」
あっ、そーだ。あまりにも展開がはやくて・・・・

「貴方、名前は?」
「ヨウイチ。きみは?」
「ミャオ」
「えっ、ミャオ? 猫みたいだね。日本では猫の鳴きまねを みゃお・みゃおって発音するから・・・」
笑って僕が言うと

「よかった!牛じゃなくて。もう行かなきゃ!ねえ、明日、きっとだからね!」




遅いから裏通りは歩いちゃ駄目よと瞳をクリクリさせながら自慢らしく言った彼女

振り返りもせず、僕を置いて先に店から出て行った彼女

リージェントストリートの人混みの中をすり抜けるように消えていった彼女

取り残された僕は昔飼ってたシャム猫を、ミャオに重ねて思い出していた・・・


想い出長っ!

疲れた・・・げっ すげー時間たってる!

次回に続く・・・・・・・                     かな・・・・?  

                                            
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宇宙に一番近いカレー屋さん

3月にフォーラスの6Fのカレー屋さん<シャルマ>の改装工事でナンを焼く釜戸を製作しました(Tさんも作った事無いし、手探りで苦労しました・・・)
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が、天板の大理石と焼き壺の隙間を埋めた耐熱モルタルがどうしても割れて欠落するので、対策として耐熱絶縁セラミック系接着剤/ソーレンセンNo29なる物を代用として取り寄せました。(made in USA)
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パウダー剤と混合するリキッド剤のSetで、説明書を読むと、なになに・・・耐熱・耐電・耐科学・耐酸・耐水・耐油で、ガラス・陶磁器・セラミック・金属他あらゆるものに使用できます。耐熱温度は華氏1550!と全盛期のスタン・ハンセンも真っ青の頼もしさがーんまだまだ読み続けると、宇宙産業でも使用してるって?もしかしてスペースシャトルの外壁(耐熱セラミックタイル)の接着にも・・・すげーよ!No29!補修後、「あぁ、大気圏突入可能の釜戸作っちまった・・・」とニヤニヤした早朝7:00、今日もいい天気だわ太陽

リクエスト

リアのパワーウインドゥのレギュレターが「バキッ!」といい感じの音で壊れたため、元職場に修理に。(はめ殺し修理だー!)今回は役立った養生テープjumee☆shy1で固定したガラスを見ての「透明のテープで貼り直しすればいい?」と言う高田フロントのシャレは軽く流してコーヒーブレイク。
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で、リクエストで写真掲載のフロントのともちゃん。いつも私のすべらない話に爆笑してくれるナイスな美人フロントである。最近は私が行くと必ずコーヒーが淹れてある。(成長したな・・・偶然か?)しかし笑顔と裏腹にS系の人ではないかとの疑惑が・・・・(本人否定) まあ可愛いので「早く修理代払いなさいよ!」って叱られてもそれはそれでOKです。
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                     ホントはやさしんだよね(多分・・・)

Dipped In Green

                        いつものランニングコース

                        Greenのトンネル

                        Greenの絨毯

                         Greenの匂い

                        コーナーを全力で駆け抜けて
                       
                        この坂を上りきれば・・・・


                        Dipped In Green・・・・

                         そして緑に浸る・・・                      
                      

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                       いかん。ひねって無いなぁ・・・(失笑)

兵站(military logistics) 要注意-ひねり/大

概要
兵站支援無くして会社の維持運用は出来ない・・・ひいては仕事全体の出来を非常に大きく左右する極めて重要な活動・・・前線には絶えず物資を送り続ける事が求められ、不足すれば施工管理部隊の戦闘力が低下して行く。この損失を計画的、組織的に補填し続けるロジスティクスを担うのが・・・そう、リアルステージを語るには外せない、城南方面前進兵站基地<まつもと食堂>である。(注-森本方面にA.C.F部隊用に花園食堂もある)
補給内容
平時より85種にも及ぶ豊富なメニューを誇る<まつもと食堂>であるが、1種類だけコスト面やその膨大な物量によって輸送不可能物資(日替定食)があったが、2007/09からの背後連絡線(LOC)の確立により追加項目とされ、その5品目にも及ぶ膨大な定食は、中国清朝時代のそれ、満漢全席にも匹敵し、しばし社員外の部隊を驚愕させる事もある。また、味・料金とも満足のいくものである事は言うまでも無く、特に戦火をかいくぐって輸送任務に当たっている熟練兵士の笑顔に束の間の安らぎを感じているのは私だけではあるまい。
輸送
輸送は兵站の重要な要素であり、その効率性が営業・設計・施工管理任務の内容を大きく左右する。現場の規模、工程により前線社員の士気は下がり、体力的損失も増加する傾向にあるが故、いかに効率的に物資輸送を行うかが大きな課題となってくる。しかも輸送中の敵襲や、品目によっては肉鍋定食のように製作に時間を要する物もあり、<まつもと食堂>としては補うべくして輸送車両にAPC装甲兵員輸送車/通称ワゴンRを採用。最高速120㌔、軽度の被弾にも耐えれるようになっている。忘れてはいけないのが兵站地からの輸送チームバックアップ。2名の妙齢な婦人自衛官の無駄の無い働きに加え、2006/04から87式自走高射砲/74式自走105㎜榴弾砲を各車2台配備した事を報告しておこう。
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87式自走高射砲
参考文献

*中本 彰夫 (著)  「戦史に学ぶ物流戦略」   中西書房
*バリー・J・トラヴィス (著) 吉田 大成 (訳)  「新・戦争のテクノロジー」  業文社
*田中  陽一  (著)  「防衛用語辞典」     国会刊行社
*長口  慎  (著)  「今日の簡単お献立」  主婦の友社



大将、女将さん方すいません。かなりひねりましたが、要は・・・
美味い!っつー事です。食したい他の部隊の方々、私までご連絡ください。ご紹介します。
因みに高射砲は配備されていません。ご安心ください。
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いつも有難うございます。まつもと食堂の大将と美人な女将さん方

それだけ・・・・

5/11 Win&Mac会のゴルフコンペがありました。A・C・Fの方々、参加した皆様、有難うございました。
まだ始めたばかり(コースに出るのは二回目)なのでスコアはjumee☆Feel Depressed4でしたが、奇跡的に二アピン賞とバーディーを一回取れました。ただそれだけ、それだけです・・・次回頑張ります。RIMG0302_convert_20080512110152.jpg
バチカン奇跡認定委員会に申請中

4mの・・・Part3

しかし神様は一度だけチャンスをくれるキラキラ(オレンジ)あっ、あった~ノコギリ!武器はこの一本とグローブのみ。「やってやる!いくら装甲が厚くたって・・」(ついて来いったら・・)とまず道具作りから。転がってたちょい太めの倒木を手ごろの長さにして先端を斜めにカット。とりあえず即席スコップの出来上がり。後は伐採して何本かの脱出用ラダーを作りEscape from Jungle!掘って埋めて、掘って進んでを繰り返し、ようやく前後に40cm位動くように。しかし辺りは暗くなり始め、ガスのエンプティーランプもハマッた時から全開点灯。途中救出の電話をとも考えるがどうせ場所を説明してもわかりゃしないし・・と諦めて泥との格闘続行!そしてついに前に大きく出ようとする我が愛機!「まだまだ~!」ともう一度シェイクするとゴふっという音とともに大きく前へ!!助かった~矢印と時計を見るとはまってから二時間も経っている・・・たったこの4mのために。よく見るとやはり鋭利な切り株の残りがロッドに引っかかってた模様。ボンネットの上にのってる泥の塊が物悲しく感じる・・・ヘロヘロになりながらとにかく舗装路まで出たら、真っ直ぐ走ってるのにステアリングが斜めってるjumee☆Feel Depressed4あ~おちこみロッド曲がったな・・・。しかし、これに懲りてと思う無かれ。連休中にもう二回行って、切り株は斧で粉砕!そこからまたコース開発。すると一抱えはある5mほどの倒木が俺の道を阻む。まだまだこのロクデナシの戦いは続くらしい・・・完
(注/ロッドは無理やり引っ張って直しました。○田さん、○嶋君協力感謝します。)

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戦後の荒廃

4mの・・・Part2

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まずは車から降りて自ら歩いて路面確認(基本です。歩きにくい所は当然車も走りにくい)。ミノフスキー粒子が濃いなぁと呟きながら(ついて来れない奴、置いてくぞ!)これはXXXのジャングルトラック並みじゃんと一人ほくそえむ。1ヶ所気になる所,4m弱の長さで轍の深い処があるがライン取りを間違えなければ後はテクで(たいして無いくせに)OKとなめてかかって戦闘開始!しかし暗くなりつつある道は熊どころかプレデターでも出て来ておかしくない感じ。そして始まりはいつも突然やってくる・・・ゴン!ん?止まった。つーか引っかかったみたい。慌てずバックで下がろう・・ん?う、動かん・・・・orz車から降りて覗きこむとロッドが何かに干渉してる(多分)ヤバイ・・・先日でかい荷物を積む為に脱出ツールを降ろしてしまってた。スコップさえ無いぞ汗「武器は、武器はないのか!」とボケてみてもあるのはi pod。ち、違う・・・養生テープ。だぁーつかえん。どーする俺・・・・

4mの悪魔

大型連休に突入した四月末日・・16:00頃に会社も出て真っ直ぐ帰ればいいものを何かに突き動かされるようにかねてから見つけていた林道に向かってしまった。私は以前、某イギリス4WDメーカーの関係者で趣味は環境破壊ぎりぎりの軽い泥遊びで、オフロードに関しては素人ではないし(2005にあるレースで日本チャンピオンにもなったしインストラクターの真似事もしばしばしてた・・)普通の林道を緑に浸りながらとなめてかかったのが悪夢の始まりだった怖い
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Gate of hell いや、Heavenか・・とりあえず入り口

次週予告    熊、出ないよね?

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real stage

Author:real stage
REAL・STAGEの落武者です。いつか御家の復興を企んでいます。